入れ歯を長持ちさせるための対策とは?
投稿日:2025年1月28日
カテゴリ:スタッフブログ
入れ歯を長持ちさせるための対策について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
入れ歯は経年によって摩耗、劣化していきます。平均的な寿命は4~5年程度でブリッジやインプラントに比べて寿命が短いと言われています。入れ歯を良い状態で長持ちさせるためには、適切なお手入れが重要となります。
そこで今回のブログでは、入れ歯を長持ちさせるための対策についてお話したいと思います。入れ歯の寿命を延ばすためには、下記のポイントを押さえておきましょう。
入れ歯専用の歯磨き粉を使用する
入れ歯を長持ちさせるためには、毎日のケアがとても重要になります。毎食後、就寝前は入れ歯を洗浄し、清潔に保ちましょう。通常の歯磨き粉には研磨材が入っているため、入れ歯が傷つき、そこに汚れや細菌が蓄積することによって耐久性にも悪影響を及ぼします。ケアの際は、入れ歯専用の歯磨きを使用し、丁寧に磨くようにしましょう。
就寝時に入れ歯を外す
睡眠時は唾液の分泌量が減少するため、唾液の自浄作用や殺菌作用が低下します。入れ歯を装着したままの状態で寝てしまうと、入れ歯と粘膜の間に細菌が繁殖しやすくなるため、口臭がきつくなったり、感染症リスクが高くなったりします。また、口腔粘膜にも負担がかかるため、就寝時は入れ歯を外しましょう。
保管時は水に浸す
入れ歯の大部分はアクリル樹脂で製作されています。アクリル樹脂は乾燥すると、変形したり、ひび割れたりするため、使用時に不具合が生じる可能性が高くなります。入れ歯を長時間外す際は、必ず水や洗浄液に浸して入れ歯の乾燥を防ぎましょう。
お口の中を清潔に保つ
入れ歯を長持ちさせるためには、口腔内を健康な状態に保つ必要があります。虫歯や歯周病が進行して口腔内の状態が変化してしまうと、入れ歯のフィット感が悪くなるため、入れ歯が外れやすくなったり、痛みを感じたりするなど、様々な問題が生じる可能性があります。口腔内環境が大きく変化した場合は、調整だけでは対応が困難となるため、入れ歯の再製作が必要となります。
熱湯での消毒を避ける
入れ歯は高温によって変形する可能性があります。入れ歯が変形してしまうと、お口と合わなくなってしまうため、熱湯での消毒は避けましょう。
定期的にメンテナンスを受ける
口腔内環境は日々少しずつ変化します。入れ歯を長持ちさせるためには、定期的に歯科検診を受け、口腔内のトラブルを予防することが大切です。また、入れ歯も定期的に確認、調整してもらうことで良い状態を保つことができます。
不動前で入れ歯治療なら不動前デンタルオフィスまでお気軽にご相談ください。
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