よく噛むことで得られる効果とは?
投稿日:2023年8月16日
カテゴリ:スタッフブログ
よく噛むことで得られる効果について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
小さい頃に「よく噛んで食べなさい」と言われた経験がある方は多いのではないでしょうか。よく噛んで食べると顎が疲れるなどのマイナスなイメージばかりが先行しがちですが、実際には健康面にとって多くの良い効果があります。
今回のブログでは、よく噛むことによって得られる効果についてお話したいと思います。近年では、食文化も少しずつ変化し、咀嚼する回数自体が減少傾向にありますが、よく噛むことによって下記のような効果が期待できます。
虫歯・歯周病・口臭等の予防
私たちの唾液には、お口の中の汚れを洗い流す自浄作用や殺菌効果があります。食事の際によく噛むことによって唾液の分泌量が増加するため、自浄作用や殺菌効果の働きが強まり、結果的に虫歯や歯周病、口臭などの予防に繋がります。
脳の働きを活性化させる(認知症予防など)
よく噛むことによって脳が刺激され、血流が良くなります。血流が良くなると、脳へ栄養や酸素がしっかりと供給されるため、脳の働きが活発になり、集中力や記憶力の向上はもちろん、老化防止や認知症リスクの軽減が期待できます。
肥満の防止
ゆっくりとよく噛んで食べることによって、満腹中枢が刺激されるため、適切な量で満腹感を得ることができます。満腹感によって食欲が抑制されるため、肥満を予防することができます。
小顔効果・美容効果
よく噛んで食べることによって、咬筋をはじめとしたお口周辺の筋肉が引き締められるため、しわやたるみの防止や小顔効果が期待できます。また、唾液には若返りホルモンと呼ばれる「パロチン」という成分が含まれており、よく噛んで唾液の分泌が促進されることによって、髪の発育や肌の代謝が向上するため、美容効果も期待できます。
胃腸の負担が軽減する
よく噛むことによって唾液の分泌量が増加し、唾液に含まれるアミラーゼという消化酵素の働きが活発にななります。アミラーゼには消化を助ける働きがあるため、胃腸の負担を軽減することができます。
がんリスクの軽減が期待できる
唾液には食品による発がん性を抑制する「ペルオキシダーセ」という酵素が含まれています。よく噛んで唾液の分泌量を増加させることによって、将来的ながんリスクの軽減が期待できます。
上記のようによく噛んで食べることによって、健康面や美容面にとって様々な良い効果が期待できます。食事の際は、健康面や美容面も意識してよく噛むことを心がけましょう。
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