ワンタフトブラシのメリット・おすすめの使用部位とは?
投稿日:2024年1月18日
カテゴリ:スタッフブログ
ワンタフトブラシのメリット・おすすめの使用部位について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
虫歯や歯周病予防には、日々のセルフケアが重要となります。しかし、通常の歯ブラシだけではお口の約6割程度のプラークしか取り除けないというデータがあり、フロスや洗口液、ワンタフトブラシなどを併せて使用することによってプラークの除去率を高めることができます。
今回のブログでは、磨き残しの軽減や虫歯・歯周病予防におすすめのワンタフトブラシについてお話したいと思います。
ワンタフトブラシを使用するメリット
ワンタフトブラシはヘッドが小さいため、通常の歯ブラシでは磨きにくい奥歯や歯間などをピンポイントで磨けるというメリットがあり、予防歯科先進国のスウェーデンでは多くの方が使用しています。
ただ、ワンタフトブラシはブラシの面積が小さいため、通常通り歯磨きを行った後に特に磨き残しが多い部位を磨くなどの補助的な使用がおすすめです。
ワンタフトブラシのおすすめの使用部位について
ワンタフトブラシはピンポイントでブラッシングができるため、下記の部位を磨く際におすすめです。
奥歯・咬み合わせ部分
タフトブラシは通常の歯ブラシに比べてサイズが小さいため、舌や頬が邪魔にならずに奥歯や奥歯の裏側、食べかすが蓄積しやすい咬み合わせ部分もきちんと磨くことができます。
前歯の裏側
タフトブラシはブラシの先端が尖っているため、前歯の裏側のくぼみ部分にも毛先がしっかり届き、隅々まできちんと磨くことができます。
親知らず
親知らずはお口の一番奥に生えるため、ケアが難しい部位です。特にまっすぐ生えていない親知らずや生えかけの親知らずの周辺には汚れが蓄積し、細菌が繁殖して炎症が生じやすくなります。タフトブラシは親知らずの周辺もピンポイントで磨けるため、親知らず周辺を清潔に保つことができます。
歯並びの悪い場所
歯並びが悪い場合は歯が重なったり、1本だけ歯が引っ込んでいたりするため、通常の歯ブラシでは毛先が届かずにきちんと磨けない場合があります。そのような部分も山型になったワンタフトブラシならピンポイントで磨くことができます。
ブリッジの歯の下
ブリッジは歯を失った部分の両端の歯に連結したかぶせ物を装着し、咬み合わせを回復させる治療法です。歯を失った部分にはインプラントのように歯根が存在しないため、歯茎とかぶせ物の隙間に食べかすなどの汚れが溜まりやすくなります。通常の歯ブラシでは、ブリッジの歯の下の隙間が磨きにくいですが、ワンタフトブラシはヘッドが小さく、ブラシが山型になっているため、細部が磨きやすくなります。
矯正装置の周辺
矯正治療中で歯の表面に矯正装置を取り付けている場合は、その周辺に食べかすや汚れが溜まりやすくなるため、虫歯や歯周病リスクが高くなります。ワンタフトブラシなら、矯正装置の隙間にも毛先が届くため、矯正治療中であってもお口の中を清潔に保つことができます。
上記のように通常の歯ブラシでは、磨きづらい部分もあります。虫歯や歯周病をきちんと予防するためにも、毎日のセルフケアにワンタフトブラシを取り入れることをおすすめします。
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