入れ歯にストレスを感じる主な原因とは?
投稿日:2024年3月4日
カテゴリ:スタッフブログ
入れ歯にストレスを感じる主な原因について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
歯を失った際の治療法の一つに「入れ歯」があります。入れ歯は保険で製作できるため、費用が抑えられ、またインプラントが怖いという方にもおすすめの治療法です。
しかし、日々の生活で使用する中で患者さまによってはストレスを感じることもあります。今回のブログでは、入れ歯にストレスを感じる主な原因についてお話ししたいと思います。
入れ歯に対して感じるストレスの主な原因は下記のようなことが挙げられます。
使用時の違和感が強い
入れ歯は天然歯の構造と大きく異なり、人工歯根がありません。そのため、どんな名医が治療を担当しようが、自費の入れ歯を製作しようがインプラントやブリッジのように固定する歯と比較すると、使用時の違和感は感じやすいといえます。総入れ歯などのように範囲が広い場合は特に違和感を強く感じる可能性が高くなります。
硬いものや柔らかいものが食べづらい
入れ歯は残存歯を支えにしたり、粘膜の吸着によって固定するため、インプラントやブリッジのように固定する歯に比べて噛む力が弱くなります。そのため、硬いものや柔らかいものがしっかり噛めず、食べづらさを感じる場合があります。
痛みを感じる
お口の中の状態は日々少しずつ変化します。また、入れ歯についても使用することによって摩耗、劣化するため、長期間使用することによって合わなくなり、咀嚼時に粘膜と擦れたり、入れ歯と粘膜の間に小さな食べものが入りこんだりすることによって、痛みを感じるようになります。
見た目が悪い
保険で作成できる部分入れ歯は、残存歯と固定するための金属のバネが必要となります。そのため、入れ歯の場所によっては金属が目立って見た目が悪くなります。そのため、人前で会話したり、笑ったりすることに抵抗を感じやすくなります。
食事の味が落ちる
総入れ歯や大きな部分入れ歯を使用した場合は、飲食物の温度が感じにくくなります。また、上顎に総入れ歯を装着した場合は、味を感じる味蕾という器官が覆われてしまうため、食事の味自体を感じにくくなります。
毎日のケアが面倒くさい
入れ歯を使用する際はお口だけでなく、入れ歯のケアも必要となります。インプラントやブリッジのような固定式の歯であれば、普段どおりに歯を磨くだけで良いのですが、入れ歯は磨いたり、洗浄剤につけたりと工程が多いため、ストレスを感じやすくなります。
長期的な使用が難しい
入れ歯は日々の使用による摩耗など、経年劣化が著しいというデメリットがあります。入れ歯、ブリッジ、インプラントの平均寿命の目安は入れ歯4~5年、ブリッジ7~8年、インプラント10年~15年となります。入れ歯は耐久性が低く、定期的な調整や再作成が必要となるため、ストレスを感じやすいといえます。
入れ歯にストレスを感じる場合の対処法について
自費の入れ歯を製作する
保険の入れ歯は使用できる素材が限られているため、耐久性や審美性、機能性に限界があります。自費の入れ歯は使用できる素材や工程も多いため、耐久性や審美性、機能性を高めた精密な入れ歯を製作することができます。
インプラント治療を検討する
インプラントは顎骨に人工歯根を埋入し、その上に人工歯を装着して歯の機能を回復させる治療法です。外科処置が必要にはなりますが、人工歯根と顎骨が結合することでしっかり固定されるため、天然歯と変わらない感覚で生活することができます。
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