入れ歯を快適にお使いいただくための対策とは?
投稿日:2024年8月19日
カテゴリ:スタッフブログ
入れ歯を快適にお使いいただくための対策について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
入れ歯は患者さま一人ひとりのお口に合わせて製作します。しかし、摩耗や経年劣化をはじめ、口腔内環境の変化によって少しずつ入れ歯が合わなくなっていくため、長期的に使用している場合は製作当時に比べて入れ歯がズレたり、外れたりしやすくなります。
では、入れ歯が合わなくなるのを防ぐためにできることはあるのでしょうか?
そこで今回のブログでは、入れ歯を快適にお使いいただくための対策についてお話したいと思います。入れ歯を快適にお使いいただくためには、下記のことを意識し、入れ歯やお口を良い状態で保つことが大切です。
お口の中を健康な状態で維持する
歯周病は細菌の感染によって生じる炎症性の歯科疾患です。口腔内が不衛生になると、歯周病菌が繁殖することによって炎症が起こり、歯茎や歯槽骨が少しずつ溶かされていきます。歯茎や歯槽骨が溶かされると、入れ歯がきちんとフィットしなくなるため、使用時にズレたり、外れたりしやすくなります。
毎日の歯磨きはもちろん、定期的に歯科医院でクリーニングを受け、お口の中が健康な状態で維持することが大切です。
バランスの良い食事を心がける
入れ歯の緩みを抑え、快適に使用いただくためには食事も重要です。特に硬い食べ物を意識して食べることによって咀嚼時の刺激が伝わり、歯茎や顎骨が痩せるのを防止することができます。また、カルシウムやビタミンDなどの栄養素をバランス良く摂取することにより、骨密度の低下や顎骨の退化を防ぐことができるため、入れ歯がズレたり、外れたりしづらくなります。
入れ歯のお手入れをきちんと行う
入れ歯に汚れが蓄積すると、細菌が繁殖しやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。前述のように歯周病になると、歯茎や骨が痩せて入れ歯が合わなくなってしまいます。入れ歯を良い状態で長期的にお使いいただくためには、日々の入れ歯をきちんと行い、清潔に保つことが大切です。
ご自身で入れ歯の調整をしない
入れ歯が合わないからといってご自身の判断で金属のバネを曲げたり、入れ歯を削ったりするのは控えましょう。ご自身で入れ歯の調整をすると、さらに入れ歯が合わなくなる可能性が高くなるだけでなく、残存歯への負担が大きくなり、健康な歯にも悪影響を及ぼすおそれがあります。
定期的に歯科検診を受ける
入れ歯は日々の使用によって摩耗するため、どれだけきちんとお手入れをしていても少しずつ合わなくなっていきます。定期的に歯科医院で検診を受け、入れ歯や口腔内環境をチェックしてもらい、必要に応じて入れ歯を調整してもらうことで快適な状態を維持することができます。
不動前で入れ歯治療なら不動前デンタルオフィスまでお気軽にご相談ください。
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