虫歯じゃないのに歯が痛みを感じる原因とは?
投稿日:2024年11月13日
カテゴリ:スタッフブログ
虫歯じゃないのに歯が痛みを感じる原因について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
虫歯がないのに歯が痛みを感じる場合は、お口の中で何かしらの問題が生じている可能性が高いです。今回のブログでは、虫歯以外で歯が痛みを感じる原因についてお話したいと思います。
虫歯以外で歯が痛みを感じる場合は下記のような原因が考えられます。
歯周病
歯周病が進行すると、歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)に細菌が繁殖して炎症が生じるため、痛みを感じるだけでなく、歯茎の腫れや出血、排膿などの症状を伴います。歯周病は静かに進行し、最終的には歯茎や骨が溶かされて歯が抜け落ちてしまうため、歯茎に痛みや違和感を感じた場合は放置せずに歯科医院で検査・治療を受けましょう。
知覚過敏
知覚過敏は冷たいものを口にした際や歯磨きの際に歯が痛みを感じたり、しみたりする症状です。歯の象牙質には神経に繋がる管が存在しており、加齢や歯周病、歯ぎしり・食いしばり、過剰なブラッシングなどによって歯がすり減ったり、歯茎が退縮したりして象牙質が露出することで起こります。
親知らず
親知らずはお口の一番奥に生えるため、ケアがしづらく汚れが蓄積しやすいという特徴があります。蓄積した汚れによって細菌が繁殖すると、炎症が起こるため、痛みを感じることがあります。また、親知らずが斜めや横向きに生えている場合は、隣接する歯や周辺の神経を圧迫することによって痛みを伴います。
歯ぎしり・食いしばり(咬合性外傷)
睡眠中に歯ぎしりや食いしばりをする癖がある場合は、歯や歯周組織に過剰な力がかかるため、起床時などに歯や顎に痛みを感じることがあります。また、歯ぎしりや食いしばりは歯やつめ物・かぶせ物が割れたり、欠けたりする可能性があるため、睡眠時にマウスピースを装着するなどの対策をおすすめします。
歯根破折
歯根破折とは、歯根部分にひびが入ったり、折れたりする症状です。歯根破折になると、破折部分から細菌が侵入して歯茎が腫れたり、咀嚼時に痛みを感じたりすることがあります。神経を抜いた歯は栄養が供給されなくなり、歯が脆くなるため、歯根破折を起こしやすくなります。
神経痛
三叉神経が原因で生じる「突発性神経痛」、帯状疱疹の後遺症で生じる「持続性神経痛」などによって歯が痛みを感じることがあります。
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