起床時に歯が痛みを感じる原因とは?
投稿日:2023年1月5日
カテゴリ:スタッフブログ
起床時に歯が痛みを感じる原因について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
起床時に歯や顎に違和感や痛みを感じたりすることはありませんか?目が覚めた時に違和感や痛みを頻繁に感じる場合は、何か問題がある可能性が高いといえます。今回のブログでは、起床時に歯が痛みを感じる原因についてお話したいと思います。
起床時に歯が痛みを感じる原因と対策について
歯ぎしり・食いしばり等の癖
起床時に歯や顎に違和感や痛みを感じる場合は、寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをしている可能性が高いです。歯ぎしりや食いしばりはストレスなどの精神的な問題をはじめ、つめ物・かぶせ物の高さが合っていないこと、小さい頃からの癖などが原因で起こります。就寝中は無意識ですので、噛みしめる力が非常に強く、歯や顎、歯茎などに大きな負担がかかるため、起床時に痛みを伴うことになります。
歯ぎしりや食いしばりは、歯の欠けや割れ、歯根破折などを引き起こすリスクがあるため、注意が必要です。歯ぎしりや食いしばりが確認できた場合は、歯科医院にて就寝時に使用するマウスピース(ナイトガード)を作成し、歯にかかる負担を軽減しましょう。
虫歯・歯周病
虫歯・歯周病が原因で起床時に歯や顎に違和感・痛みを感じる場合があります。虫歯や歯周病が重症化すると、歯を失うリスクも高くなります。特に歯周病は自覚症状なく進行し、少しずつ歯茎や歯槽骨が溶かされていき、最終的に歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。
起床時に痛みや違和感を頻繁に感じる際は、できるだけ早めに検査を受け、必要に応じて治療を受けましょう。また、日頃からセルフケアを徹底し、定期的に歯科検診やクリーニングを受け、予防に取り組むことが大切です。
副鼻腔感染症
副鼻腔感染症の方は、上顎奥歯の上に位置する上顎洞(副鼻腔)に炎症などが生じていたり、就寝時に膿を含む鼻水が副鼻腔に溜まり、神経を圧迫したりすることよって歯が痛みを感じることがあります。
虫歯や歯周病ではないのに痛みなどを感じる場合は、副鼻腔炎の可能性が高いです。歯科医院や耳鼻咽喉科で検査を受け、炎症を抑えるお薬などを処方してもらいましょう。
睡眠の体勢に問題がある
睡眠時の姿勢が問題で起床時に歯や顎が痛みを感じる場合があります。横向きやうつぶせの体勢をはじめ、ベッドヘッドのような固い部分やご自身の腕に歯や顎を押し付けて寝ているような場合は、起床時に痛みや違和感を感じる可能性が高くなります。
片側だけ頻繁に痛みや違和感を感じる場合は、睡眠の体勢に問題がある可能性が高いです。そのような場合は、睡眠時の体勢を改善することによって、痛みや違和感も解消されるかもしれません。
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