インプラント治療の際は禁煙必須?煙草が及ぼす悪影響とは?
投稿日:2024年3月29日
カテゴリ:スタッフブログ
煙草が及ぼすインプラント治療への悪影響について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
煙草には様々な有害物質が含まれており、発がんリスクを高めるなどをはじめ、健康へ様々な悪影響を及ぼすことが知られています。また、あまり認知はされていませんが、喫煙はがんなどの疾患リスクを高めるだけでなく、口腔内の健康にも悪影響を及ぼすため、場合によっては治療に支障をきたすことがあります。
特に外科処置が必要となるインプラント治療では、喫煙が様々な問題を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。今回のブログでは、煙草が及ぼすインプラント治療への悪影響についてお話ししたいと思います。
煙草が及ぼすインプラント治療への主な悪影響については下記の通りです。
インプラント(人工歯根)と顎骨が結合しにくい
喫煙によってニコチンや一酸化炭素が体内に入ることで血管が収縮されるため、歯肉へ十分な酸素や栄養が供給されなくなってしまいます。酸素や栄養の供給が減少すると、治癒力の低下やインプラント(人工歯根)と顎骨の結合が弱くなるため、場合によっては手術が失敗することもあります。
インプラント周囲炎のリスクが高くなる
インプラント周囲炎はインプラントの歯周病と呼ばれる病気です。インプラントを支える歯周組織に細菌が繁殖して炎症が起こり、歯肉や骨を少しずつ溶かして最終的にはインプラントが抜け落ちてしまいます。喫煙によって口腔内が乾燥すると、唾液の自浄作用や殺菌作用が低下して細菌が繁殖しやすくなるため、インプラント周囲炎のリスクが高くなってしまいます。
治療期間が長くなる
インプラント治療には、手術が1回で完了する1回法と手術を2回に分けて行う2回法があります。(1回法と2回法の詳細はこちら>>)喫煙者の方は細菌感染リスクや治癒力の低下を考慮し、2回法を選択することがほとんどです。各手術後に患部の治癒期間を設けるため、2回法の場合は1回法に比べて治療期間が長くなってしまいます。
感染症を起こすリスクが高くなる
インプラントなどのように外科処置が必要となる治療については、手術中や手術後の細菌感染リスクが伴います。煙草を吸うと白血球の働きが悪くなり免疫力が低下するため、感染症を起こすリスクが高くなってしまいます。
不動前でインプラント治療なら不動前デンタルオフィスまでお気軽にご相談ください。
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