歯のエナメル質を守るための対策とは?
投稿日:2025年3月19日
カテゴリ:スタッフブログ
歯のエナメル質を守るための対策について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
歯の一番外側にあるエナメル質は人体の中で一番硬い組織であり、虫歯や酸蝕から歯を守る役割を担っています。しかし、エナメル質は一度損傷すると、再生することはないため、歯の健康を長期的に維持するためには、日々の生活の中で意識し、エナメル質を保護することが重要です。
そこで今回のブログでは、歯のエナメル質を守るための様々な対策についてお話したいと思います。歯のエナメル質を守るためには、下記のことを心がけましょう。
酸性の飲食物を控える
柑橘類や炭酸飲料などの酸性の飲食物を頻繁に摂取すると、お口の中が酸性に傾く時間が長くなり、エナメル質が溶けてしまう可能性があります。エナメル質を保護するためにも、できるだけ酸性の飲食物は控え、食後の水分補給や口腔ケアを徹底しましょう。
カルシウムを摂取する
カルシウムにはエナメル質を強化し、酸に対する耐性を高めたり、再石灰化を促したりする働きがあります。カルシウムが含まれる乳製品や緑黄色野菜を意識して摂取するようにしましょう。
糖分の多い飲食物を控える
虫歯菌は糖分を餌にして歯を溶かす酸を放出します。糖分の多い飲食物を頻繁に摂取すると、虫歯菌が活発になり、放出された酸によってエナメル質が溶かされるため、注意が必要です。
間食やダラダラ食べを控える
間食が多い場合やダラダラ食べは、お口の中のpHが下がって酸性に傾く時間が長くなります。お口の中が酸性に傾く時間が長くなると、エナメル質が溶けやすい環境になるため、できるだけ間食やダラダラ食べを控えましょう。
適切な口腔ケアを行う
酸性の飲食物を摂取した際は、すぐに歯磨きを行うと、エナメル質を傷つけてしまう可能性があります。唾液がお口の中を中和する時間(約30分程)を空けてから歯磨きをするようにしましょう。また、エナメル質が擦り減らないよう、やわらかい歯ブラシを使用し、優しく丁寧にブラッシングしましょう。
定期的に歯科検診・クリーニングを受ける
定期的に歯科検診を受けることによって、お口の中のトラブルを早期発見し、迅速な処置・ケアが可能となります。また、セルフケアでは取り除けないバイオフィルムや歯石を除去したり、フッ素塗布を行ったりすることで、エナメル質の保護を強化することができます。
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