歯を失う可能性の高い歯根破折の症状と原因とは?
投稿日:2025年2月25日
カテゴリ:スタッフブログ
歯を失う可能性の高い歯根破折の症状と原因について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
歯根破折は歯の根の部分が割れたり、折れたりする状態です。歯根破折は深刻な口腔内トラブルを引き起こすだけでなく、状態によっては歯を失う可能性も高いため、注意が必要です。
今回のブログでは、歯を失う可能性の高い歯根破折の症状、原因についてお話したいと思います。
歯根破折の症状
咀嚼時に痛みを感じる
歯根破折が起こっている歯で噛むと、破折部分が動くことによって強い痛みを感じることがあります。
歯茎の腫れ
破折部分から細菌が侵入すると、炎症が生じるため、歯茎が腫れることがあります。
歯の動揺
歯の土台である歯根部分が破折すると、不安定になるため、歯の動揺が激しくなります。
歯根破折が起こる主な原因
悪い歯並び・咬み合わせ
歯並びや咬み合わせが悪い場合は、咀嚼時などに一部の歯に過剰な力がかかります。長期的に過剰な力がかかると、歯や歯周組織にダメージが蓄積するため、歯根破折を起こしやすくなります。
歯ぎしり・食いしばりの癖
歯ぎしりや食いしばりは通常の咀嚼よりもはるかに大きな力がかかります。歯ぎしりや食いしばりによって、歯根部分にダメージが蓄積することにより、歯根破折リスクが高くなります。
神経を取り除いた歯・神経の死んだ歯
根管治療で神経を取り除いた歯や虫歯の重症化によって神経が死んでしまった歯は、栄養が供給されなくなるため、脆くなります。そこへ過剰な力がかかってしまうと、歯根破折を起こしやすくなります。
つめ物・かぶせ物の不具合
虫歯治療などで歯を削った際は、つめ物・かぶせ物を装着して歯の形態を修正します。その際、つめ物・かぶせ物の高さが合っていない場合は、咬み合わせが悪くなり、歯に過剰な力がかかるため、歯根部分にダメージが蓄積して歯根破折を起こしやすくなります。
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