加齢に伴う歯の黄ばみとは?
投稿日:2023年2月21日
カテゴリ:スタッフブログ
加齢に伴う歯の黄ばみについて
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
歯の色が気になり、定期的にホワイトニング治療を受ける方も少なくありません。歯の色というのは、日々の食事による着色はもちろんですが、加齢とともに少しずつ黄ばんでいくものです。
今回のブログでは、加齢によって歯の色が黄ばむ原因や黄ばみを緩和する対策などについてお話したいと思います。
加齢によって歯が黄ばむ原因
加齢によって歯が黄ばむ原因は下記のようなものが挙げられます。
エナメル質の薄さ
歯の1番外側にあるエナメル質はすりガラスのように半透明な組織です。一方、歯の内部にある象牙質は黄みがかった色をしています。加齢に伴う歯質の摩耗や酸によってエナメル質が薄くなると、内部にある象牙質の色が透けて見えてしまうため、歯の黄ばみが強くなってしまいます。
歯のひびから色素が入り込む
咀嚼や噛みしめ、歯科治療などが原因で歯に小さなひび(亀裂)が入ります。そこへ飲食物の色素が入りこむことによって、歯の色が少しずつ黄ばんでいきます。
象牙質の色が濃くなる
エナメル質の下にある象牙質は黄みがかった色をしています。加齢に伴い、象牙質の黄みが強くなるため、結果的に歯が黄ばんでしまいます。
歯の黄ばみを緩和するための対策
歯磨きはやさしく行う
日々の歯磨きによってエナメル質は摩耗するため、硬い歯ブラシは使用せず、できるだかやさしく磨くことを心がけましょう。また、歯の着色汚れにおすすめされている歯磨き粉は研磨剤が多く入っているため、使用する際は注意しましょう。
歯ぎしり・食いしばりに気をつける
歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は歯にひびが入りやすくなり、そのひびから飲食物の色味が歯の内部に入りこむため、歯が黄ばみやすくなります。就寝時にはマウスピース(ナイトガード)を着用し、歯ぎしりや食いしばりによる歯への負担を軽減しましょう。
酸性の飲食物を控える
お口が酸性に傾くと、歯の表面が溶けて象牙質が透けやすくなります。柑橘系や炭酸等の酸性の飲食物はできるだけ控えましょう。
上記のように加齢に伴う様々な原因から歯は黄ばんでしまいます。加齢による歯の黄ばみや日々の食事による着色が気になる場合は、ホワイトニングによって歯を白くすることができます。歯の色が気になる場合はホワイトニング治療をご検討ください。
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