インプラントが取れる主な原因と対処法とは?
投稿日:2024年4月2日
カテゴリ:スタッフブログ
インプラントが取れる主な原因と対処法について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
インプラント治療は手術の成功はもちろんですが、手術後に良い状態を維持し、長期的にお使いいただくことが最も重要です。
口腔内環境は日々少しずつ変化しており、歯は日々生活する中で負担もかかるため、何かしらの問題によって手術後にインプラントが取れてしまうこともあります。
インプラントは一般的に「フィクスチャー(人工歯根)」「上部構造(人工歯)」「アバットメント(人工歯根と人工歯を連結させる支台)」という3つのパーツで構成されています。
インプラントが取れるというのは、上記3つのパーツがなにかしらの原因で外れてしまうことを指しますが、外れたパーツによってはすぐに対応ができたり、再手術が必要になったりとケースは様々です。
今回のブログでは、インプラントが取れる主な原因とその際の対処法についてお話したいと思います。
上部構造(人工歯)が外れる主な原因
- 食いしばり・歯ぎしり
- 人工歯と土台を固定するネジの緩み
- セメントの劣化
- 人工歯の欠け など
【対処法】
上部構造(人工歯)が外れた場合は、誤飲しないようにビニール袋等に入れて保管しましょう。ご自身で元に戻そうとすると、細菌感染リスクが高くなったり、人工歯根に大きな負担がかかったりしてさらに問題が大きくなる可能性があるため、できるだけ早くかかりつけの歯科医院で処置を受けましょう。
アバットメント(土台)が外れる主な原因
- 土台を固定するネジの緩み
- アバットメント(土台)の破損 など
【対処法】
アバットメント(土台)が外れた場合は人工歯も一緒に外れます。人工歯とアバットメントをなくさないよう、きちんと保管しましょう。人工歯とアバットメントが繋がっている場合は、そのままの状態で歯科医院へ持参しましょう。破損などする可能性があるため、人工歯とアバットメントを無理やり外さないように注意しましょう。ネジの緩みが原因であれば、そのままの状態ですぐに装着できることもあります。
フィクスチャー(人工歯根)が外れる主な原因
- インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)
- 顎骨や歯肉の吸収
- フィクスチャー(人工歯根)破損 など
【対処法】
顎骨に埋入されているフィクスチャー(人工歯根)が外れた場合は、フィクスチャーの破損、顎骨・歯肉の吸収などの原因をはじめ、ケアがきちんとできないことによってインプラント周囲炎が起こり、歯茎や顎骨が溶けている可能性が高いため、人工歯やアバットメントが外れる状態よりも深刻といえます。外れたフィクスチャー(人工歯根)は清潔な状態で保管し、早急に歯科医院にて検査・処置を受けましょう。インプラント周囲炎を起こさないためにも、日々のケアをきちんと行い、定期的にメンテナンスを受けましょう。
不動前でインプラント治療なら不動前デンタルオフィスまでお気軽にご相談ください。
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