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根管治療(歯の神経の治療)が長くなる理由とは?

投稿日:2024年9月9日

カテゴリ:スタッフブログ

根管治療(歯の神経の治療)が長くなる理由について

根管治療(歯の神経の治療)が長くなる理由

不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。

虫歯が進行して歯の神経にまで感染が拡がると、歯の内部で炎症が起こるため、何もしない状態でズキズキと強い痛みを伴います。

そのような場合は、歯根部分にある虫歯菌に感染した神経などを綺麗に取り除き、殺菌、密封する根管治療によって症状を改善します。

根管治療は通常の虫歯治療と異なり、数週間から長い場合には数ヶ月かかることもあります。根管治療をすでに受けたことのある方の中には、何度も通院したという方も多いのではないでしょうか。

ではなぜ、根管治療は治療期間が長くなってしまうのでしょうか?今回のブログでは、根管治療の期間が長期的になってしまうのかについてお話したいと思います。

根管治療が長引く主な理由について下記のようなことが挙げられます。

根管は細かく複雑な形状している

神経などがおさまる根管内は複雑な形状をしており、とても細く、さらに湾曲していたり、枝分かれしています。根管治療では、根管を少しずつ拡大しながら洗浄や殺菌の処置を進めるため、通常の虫歯治療に比べて時間がかかってしまいます。感染物質の取りこぼしなどがあると、再発リスクが高くなってしまうため、時間はかかりますが、一つひとつの根管の処置を慎重にすすめることが重要です。

根管内は肉眼ではほとんど見えない

根管は歯根の中にあります。歯根は歯茎に埋まっている部分ですので、肉眼で確認することができません。レントゲン画像などで調べることにより、どのような状態なのかをある程度予想することはできますが、実際の状態は正確に分かりません。前述の通り、根管は狭くて暗く、さらに複雑な形状をしているため、拡大鏡やマイクロスコープを使用した状態であっても細部の状態を把握することが難しいケースもあります。

再発しないよう、少しずつ処置を行い、経過を観察しながら治療を進めるため、数回の来院が必要となります。

根管を傷つけないように処置を進めるため

根管はとても細かい構造をしており、とても繊細な組織です。スピードだけにこだわって強引な処置をしてしまうと、根管内部が傷ついて再発リスクが高くなったり、穴が開いてさらなる問題を引き起こしたりする可能性があります。そのため、治療後に良い状態を維持するためには、時間をかけて精密な処置をする必要があります。

保険診療では1回の治療時間が限られている

根管治療は保険適用で受けることができます。保険診療は安価というメリットがありますが、使用できる材料や時間が制限されています。1度の治療時間が短いため、必然的に治療期間は長くなってしまいます。自費診療などで精密機器を使用したり、1回の治療時間を長く取れる場合はそれだけ治療期間の短縮が期待できます。

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